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明治の終わりになると、ゾラやモーパッサンといった作家の影響を受け、自然主義が起こった。ヨーロッパの自然主義は遺伝学などを取り入れ客観的な描写を行うものであったが、日本では現実を赤裸々に暴露するものと受け止められた。島崎藤村の『破戒』(明治39)に始まり、後に田山花袋の『蒲団』によって方向性が決定づけられた。花袋の小説は私小説の出発点ともされ、以後日本の小説の主流となった。自然主義作家としては、国木田独歩、徳田秋声、正宗白鳥らがおり、後に藤村も『家』『新生』、花袋も『田舎教師』を発表した。

この自然主義に対抗したのが夏目漱石である。当初漢詩や俳句を著していた漱石は、『吾輩は猫である』を発表し社会を批判。ユーモアと諷刺とが織り交ざった作品を発表していたが、修善寺の大患後に『こゝろ』『明暗』といった作品で、人間の利己を追い求めた。また、鴎外も創作活動を再開、『青年』『雁』などを書いた後、歴史小説に転じた。

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